「よかったですね~。デートに行けます!」

「ん。明日だな」

本当にカップル見たいじゃん!明日、デートできるんだ

「オマエ、デートするために応援してたの。」

「ぇ?そんな訳ないですよー!勝ってほしかったんです!」

プーッと口を膨らませて先輩を見る。けど0だとは言えないけどね?

「そ。まぁ、明日駅前で10時な。」

私を無視してサッサと予定を決める先輩。夢は「俺がオマエんち迎えに行くから。」とかだけど。ま、いっか。デートできるだけで幸せだよね。


「楽しみにしてます!!明日」

「ん。俺が行けなくなったらどーする?」

「ぇ?!」

なんでそんな事聞くの~。一緒にデートするんですよ!1人じゃデートじゃないですから。


「ぷっ。嘘、嘘、絶対来るから」

「はぁーよかったぁ。」

ゆっくり安心してでたため息。今の先輩の笑った顔、レアだったなぁ・・・私、先輩と近づいてるって思っちゃっていいのかな?なんか毎日が幸せだよ。