「じゃ帰ろっか」

「そうですね」

寂しいなぁー。
家に帰ると家族全員に質問攻めされるんだろうなぁー

「何?寂しいか?」

「はい。寂しいです」

「また行こうな?」

そう言ってクシャッと頭を撫でてきた

「はい!また行きましょうね?」

先輩の小指を握り指きりげんまんをする

「了解っ」

嬉しそうに微笑むとそっと唇を重ねてきた
幸せがあふれ出てるような甘いキス

「ココ道端だし。やりすぎると歯止めきかなくなるから・・・行こうぜ?もう田近の車がある」

「ぁ。そうだった、すいません」

帰りはバスじゃなくて田近さんの車だったんだぁー。
田近さんとは先輩の執事?みたいな者です。