「泣くなって。泣き虫」

先輩は笑いながら私の涙を指先で拭ってくれる

「ヒクッ、ヒクッ・・・」

ストレートな言葉が嬉しくて先輩にギュッと抱きついた

「好きです。アタシも!!大好きです!!」

「アリガト。嬉しいぜ?」

素直だ。先輩・・・
ギューッと抱きしめると先輩も優しく私を抱きしめてくれた

「キス・・・していいか?」

「どっどうぞ」

急にそんな事言われたからビックリした
でも私は拒まない。拒む必要がないもん!
先輩からのキスを目を閉じ待っていると

カシャッ

「・・・ぇ?」

シャッター音が聞こえたので目を開けると先輩が笑いを堪えてる
いや、笑ってしまっている

「なっ何ですか!?」

「キス待ち顔」