「・・・洋食食べてる人もいた」

ボソッと呟くと先輩が机の下で足を絡めてきた

「大丈夫だってば。そういうオマエ・・・好きだぜ?」

「・・・はいっ」

すぐに元気になっちゃった。
先輩が「好き」なんて言ってくれるのレアだからなぁ~

「何、ニヤニヤしてんだよ。ほら、食べたのか?」

「まっまだです。待って下さぁーい」

先輩はもう食べ終わっていたので急いで残っている物を口にかき込む

「おっオマエ、一応女なんだから・・・俺は待つから。ゆっくり食べろ」

先輩は焦りながら私を止める
・・・失敗ばっかり。せっかく2人っきりの旅行なのにな・・・

「・・・すいません」

アタシはただ謝る事しか出来なかった