「待って下さぁーい!!」

「早く行かねぇと乗り遅れるぞ」

私がゴロゴロとキャリーケースを運びながら少し前を歩く先輩の元へダッシュ

「先輩荷物少な過ぎません?そんなんで足ります?」

「オマエが多すぎるだけ」

先輩はフツーのバックを軽々担いでるだけ
アタシはこんな大荷物なのに!?
・・・今日は一泊二日の旅行の日です。秋ですが太陽は私達を祝福しているように明るく秋にしては少し暑いぐらいです

「楽しみですね~」

「ああ。ほらこのバスだ、行くぞ」

先輩は私を簡単に交わした後バスへ乗車
もしかして浮かれてるのってアタシだけ?
先輩は楽しみじゃないのかな?アタシは昨日の夜だってろくに眠れなかったのにな~

「・・・あ~楽しみ!!」

泊まる場所は小さなホテル。
けど写真を見たときはお城みたいだったから・・・それに一時間もすれば着くはず!
それまで先輩を観察しとこっかなぁー。ああ、楽しみすぎる!!

「オマエ酔ったりするなよ」

ただ先輩はソレだけ呟きそっと目を閉じた
うっ嘘。寝ちゃうの!?
戸惑ったものの起こすのは悪いので私は窓外へ目を向けた