「ぁ。そうだ、りんどうだった?」

「ああ、涼君の調査によるとりんがきっと優空ちゃんを不安定にさせた人だな」

「そっそうか」

りんか。
やっぱなぁー・・・

「ぁ。そう言えばりんの右手首のブレスレット見たか?」

「ぇ?何ソレ」

「優空ちゃんにあげたブレスレットと同じもの付けてたぜ?」

「ぇ?・・・」

「もしかしてオマエりんにあげたりしてねぇよな?」

「まさか、ほら見ろよ」

ポケットからキラッと光るブレスレットを出す

「・・・マジだ。あれりんがマネして買ったな」

「でもあれ。去年のだからもう売ってるはずないけど?」

なんでりんが同じの買うんだよ

「ぁー、でもりんのお袋さんって宝石会社の人じゃなかったけ?」

「ぁ。そういえば・・・アイツなら簡単に作れるな。去年モデルでも」

そうか、そうか。
りんの仕業がぜ~んぶりんがやったのか。

「だからこの前・・・」

『あのブレスレット返してもらえませんか?』

なんて言葉言ったんだ。
でも俺は返せなかった・・・それには前から言ってるように、やらなきゃいけねぇ事があるから。
返せねぇーんだ