「ぁー先輩が浮気してる相手じゃん」

「ぅわぁ、会いくねぇー」

「違ぇーよ!!浮気してねぇし」

「そんな事言って優空不安にして~」

「な、そうだよな?真美」

俺の言葉も無視してそう口々に言う2人。
その人物とは

「・・・りん」

「玲衣君、何してるのぉー?今日朝から学校騒がしいけど」

「うぜぇ。今オマエに構ってるヒマなんてねぇー」

俺にまとまり付いてくるりん
なんで最近こんな俺の近くにいる訳!?

「ドケ。俺行くから」

「ぇ?ちょっと待ってよ~」

走ってるのに着いて来るコイツ。
ギャぁー!!
りん、中学の頃陸上部で足めっちゃ速かったんだぁー!!!

「じゃ、俺行くわ」

俺も中学の頃は陸上部だったし・・・今はサッカー部のエースだからな?
なめんなよ
りんがついて来なくなって安心した俺は自分のケータイが落ちてたことなんて気づいてもいなかった