「ぁれ、ここら辺で電話の音聞こえねぇか?」

「ん。今、聞こえた・・・優空。いる?」

耳に電話を近づけると先輩の声が外とハモる

「・・・ココだ」

何も言わずにいるときっとアタシがいるだろうロッカーに手をかけた

「・・・優空」

真美に名前を呼ばれ頭上を見ると三人の怒る顔。
そして先輩とバチッと目が合う

「せっ先輩・・・」

「優空!」

先輩に捕まりそうだったので間をすり抜け逃亡。
会いたくない。・・・違う、今の先輩とは会えないよ
恐い、もしも・・・

「優空っ!!」

「なんですか?」

「俺、りんとより戻す事になった。だからオマエとは終わり」

「ぇ?・・・」

こんな事になったら恐いの。
逃げてるの・・・アタシ