「ってか、玲衣は優空ちゃんと付き合って何ヶ月?」

「ぇ?ぇーっと、もうちょいで1年かな」

付き合い始めたのは秋の最後ごろだったよな?
俺が「チョコとクッキー大量にあるけど」みたいな事言って・・・なんか照れ臭ぇ。

「そっか。その時になんかしたらどう?」

「フンッ。そんなのとっくに考えてるっつーの」

「ぉっ!!玲衣君すげぇ~」

俺がちょっと王様気分になると涼は俺の舎弟みたいな感じになった
そっ。とっくに1年記念なんて考えてる・・・
もちろんサプライズ付きでな!!
その時までに優空と仲直りしとかねぇといけねぇからな

「じゃ、俺。りんマークしとくわ」

「頼む。俺は優空と話する」

「ん。じゃ~なッ」

「おうっ!アリガトな」

ヒラヒラ手を振り部屋を出て行く涼
ちゃっかり机の上に並べていたチョコとクッキーを取ってたけどな。ま、いっか。
俺は、やっぱり持つべきものは友だとこの日思ったのだった