「せんぱっ・・・あれ?」
放課後、屋上へ向かうと先輩は先に来ていて、フェンスに寄りかかり寝ていた
「せんぱ~い、来ましたよ」
こう言いながらも先輩は起こさずにそっと隣に座る
長~い睫毛が影をつくり、気持ち良さそうに寝息をたてている
「ん・・・」
先輩が少し身をよじり欠伸をしながら目をあけた
「ん。優空・・・ぁ、ゴメン。俺寝てた?」
「はい。勉強大変ですか?息抜きして下さいね」
「ん。ありがと」
そう言って私を優しく抱きしめてくれた
私もそっと先輩の腰に手をまわす
「ゴメンな?勉強のせいでオマエに心配とか迷惑かけてる」
「いえ。大丈夫ですよ?先輩は無理せず頑張って下さい」
「ん。サンキュ」
そう言って優しく唇を重ねてくれた
久しぶりのキスに嬉しくて先輩を求めた