<ん。涼に・・・大丈夫か?優空>

「・・・はい。先輩は勉強を頑張って下さい。」

<ん。頑張ってるよ・・・今日、放課後屋上で。じゃ>

「ぇ?!せんぱっ・・・」

聞き返そうとしたけど聞こえるのは機械の音だけで。

「放課後・・・屋上」

先輩と会える?!
どんな用件でも今のアタシは先輩に会えるなら嬉しかった

「優空!!どうだった?電話」

「先輩が放課後会おうって!!!」

「ぉ~よかったね」

「うん。会ってくるね」

先輩は私だけを見てくれているんだ
松田さん、心配しなくて大丈夫ですよ?白坂さんは貴女だけのモノですから。
こうアタシの頭の天使が囁いてくれたような気がした