---------涼side---------------

「あぁー」

優空ちゃんに話しちゃったな。
玲衣の過去の事・・・どんな気持ちだったんだろ?
りんが酷い事してなきゃいいけど。だってあんな雨降ってるのに傘も差さずに泣いてるんだもんなぁー
ちょい、玲衣に言うか。
俺はケータイを取り出し玲衣に掛けた

「もしもしぃー?」

<何?>

「無愛想っ!!今日、優空ちゃんが雨の中泣いてたぜ?」

<・・・ぇ?>

明らかに焦りだした声

<そっそれで?優空は?>

「俺が家に連れてきて色々した」

<ぁ?色々って何だよ>

不機嫌になりだしたっ。
面白いなぁー、面白がっちゃダメだけど

「りんの事・・・聞いてきたぜ?だから教えた」

<ぇ?優空が?・・・>

「ん。そう、もしかしたらりん、優空ちゃんに変な事するかもしれないぜ?」

<・・・そんな事したらマジ許さねぇから>

「そう言うと思った。俺もりんの事マークしとくから」

<ああ、よろしく>

何か変な約束が出来て俺は玲衣と電話を切った
玲衣の過去・・・優空ちゃんには重すぎたか?