アタシはあのメールで「充電切れ」と伝えたかった
そしたら先輩・・・忙しいのに来てくれた

「ワガママ言ってすいません」

「いや。オマエに寂しい思いさせてるし?オマエに触れたかった」

そう言ってアタシの頬にキスをする
久しぶりの感覚に一気に顔が赤くなった

「優空?顔赤いけどどうかしたか?」

「・・・ッ、言わせないで下さい」

分かってるくせに。
先輩はアタシの顔を覗き込むようにみた
そっそんな事されたらアタシ・・・

「死んじゃいますよぉ~」

ゴテッと先輩の胸に寄りかかって先輩にギュッと抱きしめてもらう

「寂しかったです。アタシ」

「・・・ん。」

「忙しいのは分かってるし勉強しなきゃいけないのも知ってるけど・・・」

胸に顔を埋めたまま伝えたかった気持ちを口にする
するとドンドン言葉は出てきて

「触れたかった・・・触れて欲しかったです。優しく抱きしめて欲しいしキスもして欲しい・・・」

「優空。今からぜ~んぶ叶えてやるよ」

ニコッと王子様スマイルを浮かべて先輩と私は部屋へ入った