--------優空side-------------

「ん・・・眠っ」

アタシいつの間にか眠ってたみたい
ケータイを片手に持って寝てた
そうだ、先輩にメール送ったんだ。

ピンポーン____

「ぁ。宅配便かな?」

少し気だるい体を起こして私は玄関へ向かう

「はぁ~い」

「俺」

この短い言葉だったけど誰か分かった
アタシは急いでドアを開ける
そしてその温かい腕の中へ飛び込んだ
久しぶりの匂いがアタシを包み込む

「先輩!!」

「優空、お望みどーり来た」

「ぇ。アタシ・・・」

「コレ」

そう言って自分のケータイをアタシに見せた
『ちゅーでん』ってアタシが打った・・・よね?

「打ち間違い。充電だろ?充電切れ」

「・・・そうです!!」

途中まで打ったけど眠くなってねちゃったんだ
打ち間違いもしてるし・・・けど

「来てくれたんですね」