「やっぱり・・・」

アタシは転校生の顔を見て1人呟いた

「名前どーぞ」

「はい。武居都人です、よろしく」

「「きゃああぁー!!」」

ニコッと挨拶をした都君と重なるように女子の悲鳴に近い叫び声
そう、夏休み言ってたように、都君はこっちに引っ越してきた。
しかもアタシと同じクラスって言う・・・ね。

「ぁ。優空~、同じクラスでよかったぁ」

アタシの顔を見た途端に大きな声で言った都君
ぅおッ、都君結構イケメンだから・・・そんな従弟って事知られたくなかったのに。

「松田!知り合いか?武居と」

「まっ・・・まぁ」

この言葉を言った瞬間に女子から鋭い眼差しが一気に私に来た
ヒィ~ッ、恐い。恐ろしい・・・

「じゃ、松田の後ろでいっか。その方が武居もいいだろ?」

「ぁ。ありがとうございまぁ~す」

席が決まった所で軽やかなステップで都君が向かってくる
その時の女子の目はハートマークでした