「ん~、俺は何にしよっかな。」
「何でもいいよ。」
エロ本じゃないみたいだし、何でもいいです。当麻さん
「アタシ、サッカー見にいかなきゃ!」
「分かった!ラブラブしておいで!」
「うん。じゃあね」
急いでいつもの指定席に座る。今日もカッコいいなぁー
でも、本当に先輩アタシの事好き・・・なのかな?不安になっちゃうけど・・・いっか。
「ぉ。優空」
「先輩!頑張ってくださいっ!」
大きく先輩に手を振る。ぁ~彼氏彼女みたいじゃん!
練習をしている先輩は世界一カッコいいんじゃないかっていうぐらい最高。風になびく髪の毛が綺麗。滴る汗も最高です・・・ぇ?変態ですって?!
ノーノー!変態じゃないですよ。
「幸せだなぁ~、カッコいいなぁ。」
ボーっと見てると思ったんだけど、「キスしたい」って。そうだ!昨日買った本に・・・
。鞄にその本を入れてたことを思い出しガサガサと探す
「あった。」
“初めてのkiss~大好きだよ。”と書いてある。大好きだよ・・・って恥ずかしい!
「ふぅ~ん。」
中身をみると“初めてのキスは部活終わりにイチャイチャで・・・”とか“彼の汗を拭いてふと目が合い・・・”とか。夢みたいな事ばかり