時刻は18時過ぎ。
わたし達はそろそろ時計台へ向かった
さっきから心臓がうるさくて仕方ない。その理由はひとつ、真美と橘先輩がどうなったか。どうだったのかなぁー、真美

「ぁ。真美と・・・橘先輩!!」

アタシの目に映った光景
ソレは2人が仲良く手を繋いでこちらへ向かって来てた

「よかったぁ・・・」

親友の幸せに潤んでいく瞳

「よかったな、優空」

「・・・はいッ」

私の肩を引き寄せ先輩が優しく微笑んでくれた

「優空~!!」

「真美、よかったね!!」

アタシに抱きついてきた真美をギュッと抱きしめ返した

「優空~アリガト、本当にアリガト」

「真美ぃー」

真美の涙につられてアタシも泣いちゃった
本当に幸せだよ・・・大好きな、大切な親友が幸せになることって。
色々しあった後、あたし達は観覧車へ乗る事にした。もちろんあのペアで

「ココの観覧車って世界で一番高いんでしょ?頂上は~」

「頂上でキスしたカップルは永久の愛を誓えるんだって」

物知り真美さんと橘先輩がわたし達にこの観覧車の言い伝えを言ってくれる
出来たばっかりなのに凄いなぁー