「着いたぁー!!!」

「イェーいッ。楽しそう~」

さっきの緊張は何処へやら、真美と私は大きなテーマパークに気分は上がりまくり!!

「じゃ、ココで別れようぜ?帰りにあの時計台で集合な。それまでは全然自由だから」

「ぇ?俺と真美ちゃんか?」

「そりゃそうだろ。じゃ、後で」

先輩は私の手を握り、人ごみの中へ入っていく
真美!!頑張るんだぞ!!橘先輩と絶対に付き合うんだぞ!!
さっき、橘先輩が「俺と真美ちゃんか?」って言った時少し嬉しそうだったんだぁ!!頑張れぇー!!

「先輩・・・」

「ん。うまくいきそうだな」

「はい!!」

私の言いたいことが伝わったのか先輩は返事をしてくれた
よぉーしッ。アタシは先輩とめいいっぱい楽しむぞ

「ぁっ!!コレ乗りましょう~」

「ぇ?ジェットコースター?」

目の前にはめちゃくちゃ面白そうなジェットコースター。先輩、もしかして怖いのかもっ!!
だってジェットコースターの説明で最高落下角度120度って書いてるのみて握ってた手が一瞬震えたもんねぇー!!

「よしッ、乗りましょー」

嫌そうな先輩の顔は見なかったことにして、長い列の後ろに並んだ