「ぁ。橘先輩います」

駅前に着くと、一際オーラがある橘先輩が腕時計をチラチラ確認していた

「真美ちゃんは来てねぇーな」

「そうですね。そっちの方がいいかも」

だってアタシだけだと思ったら橘先輩も?!ってめっちゃビックリするよね

「ぉ。玲衣~!!ぁれ?優空ちゃんおはよ」

「おはようございまぁーす」

私達に気づいた橘先輩が駆け寄ってくる
アタシがいる事にビックリしてるみたい

「俺ら3人で行くの?じゃ、行こうぜ」

「ぁ。陸人待って、待って。まだ電車じゃねぇーから、待っとこう」

「ああ、分かった」

先輩が真美の事を言わずにココで待つことを提案!!
凄いなぁー・・・そのかしこい言い訳って言うの?橘先輩も納得してくれたしね

「ぁ。先輩・・・真美来ました」

隣にいる先輩に小声で話す

「ぁ。優空~~!!・・・ぇッ?りっ陸人君?!」

「・・・真美ちゃん」

2人とも目を合わせた瞬間に固まった
うわぁー真美泣きそうじゃん。

「はい。全員ソロったし行きますかぁ」

「ぇ?優空・・・あたし達だけじゃ?!」

「ん?ダブルデートだよ」

困惑している真美に満面の笑みでダブルピースをした