先輩は口角を上げて得意げに笑う
てっ提案?

「なんですか?」

「ん~?ダブルデート」

「ぇッ?!デート?」

先輩から思いもよらぬ言葉
デートって・・・しかもダブル?!

「それって?」

「俺と優空カップルと陸人と真美ちゃんの2人。ダブルデートしようぜ」

「それいいですね!!久しぶりに先輩とラブラブできます~!!」

実は真美と橘先輩のデートより、アタシが先輩とデートできるって方が嬉かったりして。
まっ、こんなの言えないけどね?

「分かりました。真美に言ってみます」

「ん。俺も陸人に言うわ、けどお互い相手が来るって事は言わないよーにしようぜ?」

「ぇ?アタシは真美に橘先輩が来るって言っちゃダメなんですか?」

「ん。・・・サプライズだ、絶対嬉しいだろ?」

ニコニコ笑ってる先輩
あぁー!!その笑顔、今すぐにでも待ちうけにしたいです。

「ありがとうございます!!じゃ、アタシ部屋戻り・・・」

「ダメ。」

アタシの言葉を遮り先輩は言った

「・・・あいつ等の幸せだけじゃ面白くねぇ」

先輩はアタシの手を掴んで上目使いで私を見てる
そっその顔・・・ダメっ

「最近、オマエの充電切れ。今日はたっぷり充電させてもらう」