「先輩~、聞いてくれます?話」

「ああ。今日の事だろ?」

「はいっ」

アタシは先輩の隣に座ると優しく肩を抱いてくれた
久しぶりだぁーこの感覚。最近、先輩は都君とラブラブしてたもんね。

「あの・・・実は真美、橘先輩が好きなんだそうです・・・」

「ぇ?陸人?」

「はい・・・」

先輩はマジかぁーって顔してる
まぁそうだよね。彼女の親友が自分の友達を好きになったなんて・・・世の中狭いよね、思えば

「で・・・応援したいんですが、何かできませんか?」

「ぁー・・・そういえば、この前アイツ。陸人さぁ、真美ちゃんの話してたわ。脈ありじゃね?」

「ぇっ?!嘘・・・」

橘先輩・・・話してたんだぁ!!
コレは脈ありだな・・・。

「脈ありかぁー!!なら、その2人をくっつけたいなぁ」

ボソッと呟くとギュッと抱きしめられた
久しぶりの爽やかな匂いがアタシを包み込む

「じゃ、俺に提案があるぜ?」