「アリガトねぇー。優空」

「いえいえ。じゃあゆっくりお話して下さいね。ま~みさん」

「うん、分かった。分かった」

買い物を終え、近くのお店でお茶をする事に。
真美は頼んだアイスティーを一口飲み少し寂しそうな声で話し出した

「あのね・・・一昨日、寂しいけど1人で買い物に行ったのね。それで下向いて歩いてたらぶつかっちゃったの。その人が・・・」

「運命の出会い・・・」

この話を聞いているとその言葉しか出ないじゃん。
真美の話をまとめてみると・・・
ぶつかってしまった人が“超”美男の男子だったらしく真美は一目惚れ。
そして、ぶつかったのを自分のせいだと思い真美を連れて近くの店へ入りお話をすると話が合って・・・メアドまで交換!!
本気で好きになっちゃった・・・そうです。

「で、名前は?!」

「名前は・・・橘陸人さん。同じ学校・・・なんだって!!知ってる?優空」

「・・・橘・・・陸人?」

ビックリしすぎて顎が外れそうになった
だって橘陸人って・・・ついこないだ会いましたやん!!

「知ってるの?!優空」

「まっ・・・まぁ」

真美はそんなアタシが知ってるなんて思うわけないからビックリしてる、アタシもビックリだよ。
って・・・

「えええー?!橘先輩なのっ?!」

「うん。そーだって」

アタシは落ち着く為にレモンティーを飲み干した

「本気で好き・・・なんだ」