「あの明日アタシ・・・出かけるから」
「ぇ?出かけんの?」
「うん。よろしくね、家の事」
「任せてっ。俺が先輩の事も守るからっ」
親指を立てて私にニカッと笑う都君
もぉー誤解してしまう!!都君がゲイかもしれないと。“守る”なんて言ったら余計・・・
今、1階に戻り明日の事を話終えた所です。
先輩はずーっと黙ってるんですけど?どうかしました?
「俺・・・ヤダ」
「ぇ?何が・・・」
「俺、都人と2人っきりとかマジ無理!!」
ガタッとイスから立ち上がり思いっきり叫びだした先輩
びっビックリした・・・
「ぇー。先輩、俺の事嫌いなんですか?」
「俺はゲイじゃねぇーし!!せっかくの夏休みだって言うのに優空と全然いれねぇーじゃん!!」
「「・・・」」
急にもの凄い勢いで喋りだす先輩に私達はしどろもどろで黙ってしまった
けど1つ安心した事がある
「先輩!!ゲイじゃなかったんですね!!!!!」
コレが1番安心した事。
この事を言うと先輩から大きなため息が帰ってきました