------優空side--------

「俺の名前は橘陸人(たちばなりくと)一緒のサッカー部だから」

「はい!松田優空です」

今は城田先輩とその友達2人の自己紹介中です。
サッカー部って皆美男なのねって改めて思っちゃうよ。
城田先輩の友達は黒髪の短髪爽やか男子の相模卓(さがみたく)先輩と小顔に高い鼻でハーフっぽい小嶋健(こじまたける)先輩それにさっき自己紹介してくれた笑うと出る八重歯が特徴の美男子、橘陸人先輩の皆さんです。

「ほら見てみろよ。玲衣超ふて腐れてるっつーの」

城田先輩が少し離れた所で波に当たっている先輩を指差す

「本当ですねぇー・・・焼きもちっ」

先輩は口を尖らせ、見る限り不機嫌そうです。アタシがこっちにいるから焼きもちやいてるなんて・・・

「ねぇー優空ちゃんは玲衣の何処を好きになったの?」

「ぇ?先輩の何処を・・・」

橘先輩が直球に質問をしてきた
先輩の何処を好き・・・かぁ

「最初・・・一目惚れなんですよ」

「ぇっ。優空ちゃん一目惚れだったんだぁー」

「はい。それでもう先輩のすべてが好きです」

「・・・いいな。玲衣」

夢中で喋っていると少し寂しそうな城田先輩の声が聞こえた

「すっすいません。そうだ!先輩も呼んで皆でビーチボールしましょうよ」

「オッケー!!じゃあ優空ちゃん呼んで来て」

私の提案に皆さん乗ってくれてアタシは焼きもちをやいている先輩の元へ走った