------優空side-------------

「ぇっ?分かりました、ずっと繋いでおきますね」

ずっと私の手をギュッと握る先輩。もしかして・・・

「おっ泳げない・・・とかですか?」

「は?違ぇーし」

そうなんだぁ。否定してるけど、先輩泳げないんだ・・・スッごい可愛い一面あるじゃないですか

「分かりました、ずーっと離しませんよ」

拗ねてるのか先輩はあまり目を合わせないけど、私は軽く微笑んだ
可愛すぎるでしょ、先輩♥ビビっちゃってる姿とか見れちゃったりして。なーんてね

「しっかりつかまってて下さい。ぁ、コレ」

私は浮き輪を先輩に被せて浮き輪のヒモを持つ

「ぁー気持ちいいっ。プールは最高です」

体を流れる水に任せながら移動する、先輩も目を瞑って気持ち良さそうだしね
先輩と2人っきりでプールだなんて幸せ者だよねぇ。私
流れるプールでは2人とも会話はないけどとっても幸せな気分になれたし、私がヒモを持っていない手で先輩はずっと手を握っていた