「ぁ、でも俺あっちでは友達と過ごすから」

「ぇ?そーなの?」

「うん、そいつ等も今日行くんだってさぁ。俺2人のラブラブ見てんのもヒマだしそっち行くわ」

・・・ヒマって。まぁ従弟がそっちに行ってくれるのは俺にとっては超好都合だけどな

「分かったぁ~」

「ん。じゃー優空も先輩も早く準備して」

話を終わらせた従弟はもう肩に荷物をかけていて準備万端。
俺と優空は急いで部屋に上がり用意をした

「ぁー先輩と2人っきりかぁ」

ボソッと独り言を喋る優空。俺はその言葉を聞き逃さなかった

「そんなに嬉しいんだ」

「なっ・・・聞こえてました?」

「うん。バッチリ」

ニヤッと笑うと優空は相当恥ずかしかったのか顔を真っ赤にしだした

「まぁ俺も嬉しいけどな」

「一緒の気持ちなんですね!!」

素直な気持ちを口にすると満面の笑みを俺に浮かべてくれた
かっ可愛すぎる~!俺、相当コイツに惚れてるな。

「じゃ行きますかぁ」

「おう」

2人で手を繋いで従弟が待つ外に出た