「おい、もっと近く来いよ」

「ひぃッ!!ヤです・・・」

不機嫌な先輩を背にしてお風呂に入っております。
条件とは・・・電気を消す事。夜なのでな~んも見えない状態ですね

「じゃあ探しに行くぞ」

きゃッ。
先輩が私を捕まえ後ろから抱きしめてきた
きゃぁー直に触れるんですけどっ!!!

「優空~・・・」

「ぅ~・・・先輩」

アタシの背中に頬をつけスリスリしてくる先輩
とっても恥ずかしいけど今の先輩甘えん坊じゃん。なんか可愛い~

「先輩」

「ん?」

「アタシの事好き・・・ですか」

今言ったら言ってくれるかも知れないじゃん!!チャンスだよっ

「・・・好きだよ。優空」

ドキッ!!
耳元で囁かれた最高の言葉・・・絶対、顔真っ赤だ

「こっち向いて」

「はい」

先輩と正面になった、顔はあまり見えないけど・・・先輩はアタシをギュッと強く抱きしめてくれる。アタシも強く先輩を抱きしめた