「ぁー俺、さき風呂入るけどいい?」

「都君、どうぞ。入ってて」

「ん~、じゃあお先」

都君を先にお風呂へ送りだして先輩の傍に寄る

「都君と仲良くして下さいね、いい人ですから」

「ヤダ」

そっ即答ですか。そんなに従弟の都君が嫌なの?
普通にいい人なのになぁー

「じゃあ、俺らは一緒に入ろうなぁー」

「へ?!ヤですよー、入りませんよ」

だって入るって・・・普通皆一緒に入るの?
可笑しくない?なんで一緒に入らなきゃいけないのー
ドタドタッと先輩から離れるがすぐに追ってきて後ろからギュッてされる

「せんぱぁーい・・・だって恥ずかしいですよ」

もうなんか涙目になってきたし、けど先輩はギューッて抱きしめる強さは強くなるばかりで離れようとはしない

「優空~そんな俺の事嫌いなの?俺だけなの?」

せっ先輩・・・そんな甘い声を耳元で囁かないで下さい
負けちゃいますよー先輩に

「じょっ条件があります!!」

私は先輩から離れて人差し指を突き出した