「では手を合わせてぇー頂きますっ」

優空の掛け声で3人一斉にオムライスを口にする

「「美味っ」」

食べた瞬間に出した言葉が従弟と被ってしまった
けどマジ美味い・・・

「ぅわ~嬉しいです。都君もオムライスでよかった?」

「うん、優空が作るなら何でも嬉しい~」

従弟はニコニコと優空を見つめている
その前になんで優空も聞いてるんだよ・・・ってか俺嫉妬しすぎてなんかキモいわ

「先輩はどうです?美味しいですか?」

「ん。マジ美味い、こんな料理が夏休みずっと食えるなんて最高・・・」

ぅわっ、俺素直に口に出してしまった・・・めちゃくちゃ恥ずかしいし。
ソロッと優空を見ると・・・

「ぇ?!なんで泣いて・・・」

ぼろぼろと涙が溢れている
嘘ー俺、なんか悪い事言ったかな?

「嬉しいです、先輩のために頑張りますね!!」

涙を拭ってニコニコと笑う優空
“先輩のために・・・”ってノックアウト寸前。
ぁー従弟がいても俺らの愛は引き裂かれないぜっ!!

「美味いっ」

俺は笑顔でオムライスを口にした