----------玲衣side-------

優空に「玲衣」と呼ばれた、君付けだけどな。
すっげぇドキドキしてしまった俺。

貰ったプレゼントは可愛いクマの刺繍が入った「腹巻き」でした。俺、腹巻きあんましねぇーんだけど。

『寒いと思うので使って下さい!!』

って、俺寒がりじゃねぇんだけどな。まぁいい、使おう

「玲衣様、とってもいいお方ですね。優空様」

「ぁあ。分かるか?」

「はい、」

田近に優空を褒められいい気分。そりゃーアイツはな

「俺を虜にした女だからな」

外の景色を見て笑うと田近がバックミラー越しで笑ってくれていた。
俺を変えたアイツ、前まで俺は女に感情なんてなかったしただ女は薬みたいな物だった。飲んでいたら元気でいれる、みたいな。
けど優空は俺に正面からぶつかってずっと俺だけを見てくれてて・・・俺、変わったんだよな。
俺がアイツを幸せにするから、ずっとずっと離さねぇー


「な、優空」

独り言を言うと優空が笑ったような気がした




fin.

次のページからは後編です^^
2人をみてやって下さいっ。