「僕のお姫様。」

王子スマイルで微笑むとそっと唇を重ねてきた
ゆっくりと離すとクスクスと笑いあう。先輩・・・これってどういう意味ですか?

「先輩・・・コレって」

「優空、左手出して」

返事をする間もなく私の左手の薬指に光るリングをはめる

「・・・ぇ?」

「ずっと傍に居てください」

頬に手をあてて、私をジッと見つめる
せっ先輩・・・・そのままの意味として受け取っていいですか

「はい!ずっと傍に・・・居させて下さい」

ニコッと笑うとギュッと抱きしめられた
寒い冬に先輩の暖かい体温が感じられる、涙が溢れてきた

「先輩っ・・・」

「優空・・・ずっと傍で居ろよ。別れるっつても絶対離さねぇーから」

「別れるなんていいませんから!!」

溢れる涙を指先で拭って、その涙を先輩は自分の口へ持っていき舐めた

「なっ舐めないで下さい」

「なんで?」

なっなんでって・・・そんな涙舐めるとか恥ずかしいよね。
絶えられないよ!!