「優空様、私運転手の田近です。よろしくお願いしますね」

「よろしくです。」

笑顔で微笑んでくれた運転手の田近さんにペコッとお辞儀をする
先輩は「緊張しすぎ」って軽く笑ってた

「あのー何処へ行くんですか」

「秘密。まぁ黙って乗っとけ」

シッと唇に人差し指をあてて私を見てくる
も~どうしましょ。先輩のプロマイド本当に作ろうかな。


深い山奥になり、少し不安になって来た。

「こんな山奥に何かあるんですか~?」

「まぁまぁ。・・・ぉ、着いた」

先輩がガチャッとドアを開けて私を外へ出す。

「ぅわ~・・・綺麗」

スぅーっと息を吸い込む、綺麗な森。木漏れ日差す森、周りには大きな木ばかりでぐるっと周りの見る

「・・・優空、歩こ」

「・・・はい」

バージンロードを行進するみたいに先輩の手をとり、ゆっくりと森の中を歩き出す
少し歩いた場所には


「・・・チャペル?」

目の前にはお城みたいな小さな教会が建っていた

「そ。行こうぜ、今回ココ貸してもらった」

「・・・ぇ。」

私の手を引いて、誰もいないチャペルの中へ入っていった