--------玲衣side-----

「ぁ~気持ちよかったです」

髪にタオルを巻きながら湯上がりの優空が来た
やべぇ、超可愛い。
頬はまだほんのり赤く、髪から滴る水がエロさを引き立つ。コイツ絶対、今自分がどんな格好か知らねぇよな

「はい、これドライヤー」

平常心を保ちながら座っている優空にドライヤーを渡す
ぁあ。心臓持たねぇ・・・、髪を乾かす優空はいつもより何倍も色っぽい

「・・・きゃっ。先輩」

この声を聞いて我に返った、俺は無意識に後ろから彼女を抱きしめていた

「ごめん。けどもう少しこのまま・・・」

そっと耳元で囁くと赤くなる頬。どんだけ照れてるんだよ

「・・・ずっとこのままがいいです」

「・・・俺も」

優空が望むなら・・・というか俺もずっとこのままがいい。
ドライヤーの音がなくなり静かになる部屋の中。広い部屋の中には俺と優空だけ

「優空」

「・・・先輩」

くるっと向きを変えて正面に優空の顔がある
そんなちょっと目を潤すな!!俺、理性持たねぇーだろ!!

「好きです」

「・・・俺も」

俺は柄じゃないから普通に「好き」とかなんか照れくさくていえねぇ。
この「俺も」でたくさんの意味をしってほしい