きゃあぁ!ヤバイ、ヤバイ!!
妄想って分かってるのに顔が真っ赤、冷水かぶってこようかな!!

「優空ちゃ~ん、彼氏来てるわよ」

「ぇ?」

1階から聞こえるお母様の元気な声で我に返りました
嘘っ!先輩来てるの?!ダダダッと階段を下り、『彼氏』の元へ

「せっ先輩!!」

「優空、お邪魔してます」

はぁ♥チョコッとイスに座る先輩はまるで王子、王子スマイルで私を見てるんだもん!

「どうしたんですかぁ?」

「ぁ、いや。オマエの両親に許可もらいたくて」

「ぇ?何の・・・」

何の許可ですか、先輩

「はいはい、これお茶ねぇ。で、玲衣君話って?」

その時、まるで告白されると思ってるのかお母さんが服をチェンジしてこちらへ座る
しかも玲衣君って・・・アタシの彼氏なんだからね!!

「あのー、今日だけ優空さん貸してもらえませんか」

「・・・ぇ?」

先輩が一言。急に真面目になって声も低い・・・どっどうしちゃったの?!

「ぇ?優空ちゃんをですか?」

「はい。好きな人とクリスマスを過ごしたいなって」

女子を落とす笑顔でお母さんに言う先輩。
好きな人と・・・ってもぉ~先輩ったら!!