「先輩?!大丈夫ですか?」

「へ?」

俺・・・いつの間にか妄想しすぎて周り見えてなかった
そうだ、今飯食ってる最中だった

「どんなに呼んでもニヤけてるだけで、どうかしました?」

「ぇー・・・別に」

ニヤけてたっていつもの優空じゃねぇんだし。
待てよ、幸せな時にニヤける・・・いつも優空も俺との幸せな事考えて幸せになってんだな。嬉しい

「どんな顔も好きですけど・・・ってアタシご飯食べちゃいましたよ」

今嬉しいこと言ったよな?ってご飯食べたって俺どんだけ自分の世界に入ってたの?!
恥ずかしくなって止まったままの口を動かす

「・・・いつまでも一緒にいたいです」

「ぇ?・・・」

俺の左手をギュッと握り、照れながら喋る優空

「一緒に居ような、優空」

「はい!!毎日、お弁当作りますね」

目を閉じて喜びをかみ締める彼女、彼女がずっと傍に居てくれたら俺はずーっと彼女の王子様で居れるだろう。
幸せそうな彼女の愛がいっぱい入ったお弁当を食べ続けた