「はぁ~・・・眠っ」
授業なんか頭に入りっこない、肘をついてゆらゆらと船を漕ぐ
私は眠りの中に入ってしまった
いっつも寝ちゃうんだよね・・・私。
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「玲衣く~ん!!」
「ぉ。レイラ」
私の前で仲良さそうに腕を組む二人
レイラちゃんの場所は私の場所でしょ!どいてよぉ!!
「玲衣君は私のモノだからね!邪魔しないでお・ば・さ・ん!!」
「・・・っ!」
特上の変顔を私に向けて二人で歩いて行った
なっなんなの・・・!おばさんって貴方より一個下なだけでしょ?!
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「優空」
「ぅわっ先輩・・・」
起きた時には誰も居なくて、先輩だけが目の前に座っていた
「なんで誰も・・・いないの?」
「ぇ?今、昼休み」
「ぁ~・・・そっか、そっかってぇ?!そんな寝てたの?」
「いつから寝てたんだ?」
先輩に聞かれ、ん~と考えてみる
確か、一時限目からだねって事は・・・4時間近く寝ている!?
「なんで先生怒らないんだろ」
こんな寝てるのに気づかないって私そんな影薄いかな?