あの日は先輩にチョコとクッキーをたくさん貰い、幸せな気分で家に帰りました。
レイラちゃんは麗子さんがずっと見張ってたみたいで大丈夫だったんだ
そして季節は冬に近くなった11月下旬、少し肌寒いぐらいでコートが必要な季節になりました

「優空!!」

「ぉ。当麻ぁ~」

後ろから走ってきた当麻、元気だねぇ~・・・もう私は寒くて無理だよ。人一倍に渡し寒がりだから手足が本当に冷たいんだ、女子は大変だよ

「超寒ぃ」

「当麻、寒がりだっけ?私は凍えちゃうよ」

当麻をからかう様に喋ると当麻は私の手を触ってきた

「オマエ冷てぇ~・・・女子は手が冷たいとモテないぜ」

「先輩だけでいいのっ!別にモテなくて~」

ベーッと舌を出すと頬っぺたを叩かれ、ジリジリする

「痛いなぁ~・・・」

軽くじゃれ合ってるとチャイムが鳴り響いた

「やばっ!早く行くよ!!」

「本当だっ!行くぞ!!」

誰もいなくなっていたグラウンドを2人で走った