「玲衣く~ん!!」

ものスゴイ勢いでこちらにやって来て抱きつく女の子、長くて細い手足に栗色のロングヘア、パッチリお目目に・・・お人形さんみたいな女の子。

「ぅわ、最悪」

麗子さんにコソコソと喋る彼、
ぇ?・・・誰

「玲衣君!!・・・この女誰?」

あっ貴方も誰?
すっごい目つきで私に喋る

「コイツは俺の彼女の松田優空さん」

「ぇ?!玲衣君の彼女?!嘘・・・」

何かを確認するように私の体をペタペタと触る

「こんな寸胴が彼女なんて許さない!!私の玲衣君!!」

ギュッと先輩に抱きつく女の子
ぁの~・・・私の先輩なんですけど。

「優空ちゃん、この子は私たちの妹。白坂レイラ」

「・・・ほぉ~・・・」

妹・・・なんだ!!
もしかしてブラコン?!お兄ちゃん大好き・・・じゃん。


「玲衣君は渡さないよ!レイラのモノだもん!!」

ギューッと先輩に抱きつくレイラちゃん

「ちょいレイラ、やめろ。俺はコイツのもんなの」

そういって私の肩を抱く

「先輩・・・」

もしかして“最大の敵”ってレイラちゃん?