「じゃ行くか」

「うん」

2人で仲良く席を立つ
チラッと俺と見た優空の顔は泣きそうで、今すぐ名前を呼んでやりたい。ゴメンな、優空。
俺は甘ったるく名前を呼ぶ姉ちゃんを無視して席を立つ

「俺、行くわ」

「ぇ?!なんで!玲衣~」

「じゃあな。」

少し寂しそうな顔をしてたけどすぐに電話をかける姉ちゃん。きっと旦那だな
切り替え早ぇんだから

「何処行こっかな」

あいつ等の後を追うなんて悪趣味だからやめとく
俺は家へ帰ることにした

「何やってんだか」

自分から「遊び」とか言って傷付けて、今離れたら優空が他の奴に微笑んでる。なんつーか超悔しいし。バカだ・・・俺、自業自得。
もう一回、賭けに出てみるか。