けど先輩はモテる。モテるもん
マネージャーからジュースをもらう姿が目に映る。


「はぁ~、彼女になりたいな。」

ポロッと出てしまった言葉。
そうだ、決めた!!アタシ告白する


「白坂先輩!」

「ぁ。優空、ゴメンな。待たせて」

練習が終わるとすぐに先輩の元へ向かった
先輩はニコッと笑ってくれる


「あの!先輩」

「ん。」

「好きです!!先輩のこと・・・付き合ってください!」



頭をさげ先輩の言葉をまつ。
この想い届けたらどうなるのでしょうか。


「ゴメン」


現実はそううまくいくものじゃないんだ。
涙が零れ落ちそうになる。


「ん。そんなに付き合いたいの」


とても冷たい声が私に降り注ぐ。

「・・・付き合いたい・・・です」


先輩、私だけを見て欲しいんです。
私だけのもので居て欲しい

けどやっぱり・・・



「それなら脱いで。」


現実はあまくないんですね