「可愛い~」 新しく開店した家具屋で、様々な家具をあしらったインテリアコーデを楽しむ私たち。 「お、このソファーいい」 子供のように、ぼすんと勢いよくふかふかのソファーに座る彼の隣で、私はキッチンに立ってみた。 うわ~、ピカピカ。 キッチンというよりは、台所と呼ぶにふさわしい実家の黒く汚れたコンロを懐かしく思いだす。 と、ふと気付くと、彼がソファーの背もたれに体を預けて、じっとこちらを見ているのに気付いた。 「何かいいな、こういうの」 「え?」 「何でもなーい」