心には
修羅が住んでいる

この修羅が
彼を欲しいと暴れる

修羅に心を食われて
心が乱れて
苦しくて 苦しくて 苦しくて
身を切られるように
身を焼かれるように
もがき
あがく

恐ろしさと
不安に苛まれて

彼を愛していると
彼が欲しいと

そうして・・・
焼き尽くされると
平穏が戻る

けれども
修羅は間違いなくまだそこに存在する
彼を愛しているあいだ中ずっと
顔をのぞかせる隙をうかがっている

嵐が襲うように
それは、前触れもなく急に襲ってきて
また、心をかき乱す

けれど
修羅に焼かれるこの心も この身も
彼を愛するために存在しているものだから
あざ笑うかのように暴れては
全てを壊していくけれど

そのたびに
心は深くえぐられ
その傷へ染み込む様に
彼への愛が深まっていく

おかしくなりそうな気持ちを抱えながら
この修羅とともに
あなたを愛する