誰よりもお互いを好きだってことをね…。 「とりあえず仕事行って来る」 「あ、私も行く時間」 「一緒に出たらヤバイだろ」 「そうだね。いつか…」 「ん?」 「2人で堂々と玄関を出れる朝が来るかな?」 「…」 「ごめん。それはアイドルの彼女として禁句だったね」 「いや」 「?」 「いつかそんな朝が来るよ」 俺は玄関のドアの前で雪乃のほうを振り返る。