俺はそう言って雪乃の優しく触れる。 そして その頬に伝わる涙を拭った。 散々 強気なこと言ってたくせに泣いてんじゃん。 まあ こういうのが雪乃の可愛い所なんだけど。 「ただいま、亮介。でも」 「ん?」 「本当に私でいいの? 私、芸人なんだよ? アイドルと女芸人なんてやっぱり釣り合わな…」 「バーカ。まだそんなコト言ってんの?」 俺は指でパチンと雪乃のおでこを弾く。 「イテッ!」 「雪乃じゃなきゃ駄目なんだ」 「…」