俺は雪乃のほうを真っ直ぐに見つめる。 「私はー…」 『あのー。お2人、お取り込み中悪いんだけど…』 雪乃の言葉を遮るように、番組スタッフが俺たちに近づいてきた。 『もうそろそろ行かないとヤバイんで』 『ほら雪乃! 亮介君、続きは帰国してからにして』 「え、ちょっと待…」 スタッフと相方に腕を引っ張られ、俺から離れていく雪乃。 その途中で雪乃は慌てたようにバッグから何かを取り出す。 そして それを俺に向かって放り投げた。 「亮介、これ…っ!!」