「何が?」 「もう少しはじけちゃって良いんじゃない?」 「は? アイドルにその要素は必要ないの」 俺はあくまでもアイドル。 週1のバラエティ番組でちょっとくらいキャラ脱線したって、それ以外は…。 「んなことねーよ。っ~ことで!!」 「?」 実家の前で車を止めた兄貴。 バッグから台本のようなものを取り出して俺の頭を叩く。 「…いって。何これ?」 「今度 収録する分の台本。アイドルだからって雛壇でボーッとしてたら席はなくなるぞ」