それに 兄貴とは歳が離れてるし15歳で家を出てった人だから、あまり「兄弟」という感覚がない。 昔から天才肌に加え、真面目で努力家だった兄貴とは気が合わなかったし。 才能と実力で生きてきた兄貴と顔だけで上がってきた俺。 そんな感じ。 「最近、幅広がってきたんじゃない?」 「ん?」 「バラエティもそうだけど、この間のドラマもなかなか良かったぞ」 兄貴は俺に興味なさそうなフリをして、何気に俺の仕事をチェックしているらしい。 「でも まだ足んないな」