いつも雪乃のだと強がってしまう。 傷つくことが怖くて心にもないことばかり。 本当に言いたいのはこんな事じゃないのに…。 「あ、そろそろ時間だ。またね」 時計の針を確認した雪乃が笑顔で俺のほうに手を振る。 「…雪乃」 「何?」 振り向いた彼女を見て俺は言葉に詰まる。 「やっぱアフリカ行くの?」 「うん!」 「あっそ。ライオンに喰われんなよ?」 「喰われないよ!」