帽子を深く被ったいかにもキザな男。 どこかで見覚えのあるシルエットだと思ったら、まさか自分の兄だったとは!! 「何ボーッとしてんの? もみくちゃにされっぞ」 「あ、ああ」 俺は渋々 車へ乗り込む。 「大変ですね、アイドルも」 兄貴は少し苦笑しながらハンドルを握る。 そのセリフ最近誰かにも言われたような…。 「そっちも調子いいみたいじゃん。敏腕プロデューサーさん」 「ん?」