「タダで泊めてもらうわけにいかねーし」 「そんなケチなこと言わないよ。数日前まで一緒に住んでた仲じゃん」 「…」 俺は最後の一品をテーブルの上に置いて、椅子に掛けてあったジャケットを掴む。 「亮介は食べないの?」 「俺は作りながら摘まんだから。じゃあな」 「何か怒ってる?」 雪乃の言葉に俺はゆっくりと振り返る。 「昨夜はごめんね。ご飯誘っといてベロンベロンに酔っ払って」 「別にいいよ。だけど」 「?」